キンダーまなびきっず
8月号のポイント
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助数詞
ねらい
絵と言葉を対応させて、ものにはいろいろなかぞえ方があることを知り、もののかぞえ方である「助数詞」を学びます。
つかい方のヒント
「『まなびきっず』の本があるね。これは、どういうふうにかぞえるかな?」と問いかけ、答えに迷う場合は「一頭かな? 一冊かな?」と具体的に聞いてみましょう。一つひとつ確認しながらゴールまでたどり着いたら、絵で表されているものを「一冊、二冊……」と10までかぞえてみましょう。「いっぽん」「にほん」「さんぼん」などのように、数によって多少言い方が変化するものがあり、「あれ、少し違うね」と気づくのも楽しいですね。
小学校へのつながり
助数詞はかぞえるものの形状や機能などによってつかい分けられます。細長いものは「本」、薄いものは「枚」、大きい生きものは「頭」といった原則です。幼児期にものの形や機能に興味をもつことが、小学校以降の正しい言葉の使用や豊かな言語感覚につながります。
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順序数(右・左)・集合数
ねらい
物の集まりの大きさを表す「集合数」と、ある物の順番を表す「順序数」の違いを理解しながら学びます。
つかい方のヒント
「材料を串にさして準備しようね」と声をかけます。シールを貼る前に、右と左の確認や右から1つ、2つと、あらかじめ指で差して言ってみるのもよいでしょう。「右から2つ」と「右から2番目」の区別が難しい場合は、「右から2番目はソーセージだけだね。右から2つは、ピーマンとソーセージのことだね。これは、右から2つ全部ということだね」と最初に確認するとよいでしょう。身のまわりの物もかぞえてみると楽しいですね。
小学校へのつながり
順序数、集合数も加法・減法の学習につながります。「いくつ?」→「○つ」が集合数、「何番目?」→「○番目」が順序数を表す言葉であることを意識づけるとよいでしょう。
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判断
ねらい
絵を見比べて全体像を把握し、部分的な違いを判断して、それらを言語化する力を養います。
つかい方のヒント
「似ているけれど、少し違うよ。どの影が本物か、わかるかな?」と声をかけます。わかりにくい場合は、帽子の形などの細部をいっしょに確認していくとよいでしょう。正解がわかったら、どうしてそう思ったのか、違いを言葉にしてみるとよいでしょう。実際に指で影の形を作って壁に映してみたり、影でいろいろなポーズを作ったり、影踏み遊びに発展させても楽しいですね。
小学校へのつながり
全体像を把握しつつ、細かい部分の特徴を抽出する活動は、図形や図表などの学習につながります。また、注意力や注意を持続する忍耐力など、学びに向かう力も育みます。
2023年度 キンダーまなびきっず 各月のポイント
小学校への学習の基礎となる
「言葉や数量の基礎力」「工夫するために考える思考力」が
年間12冊をとおして育つ、就学準備ブックです。
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